保育園の役員なんて絶対にやりたくない!と、思っているそこのあなた。保育園の役員は、免除される場合があるのをご存知でしょうか。もし、条件に当てはまるならやらなくて済むかもしれませんよ♪
しかし、伝え方はとても大切な要素となってきます。「役員、やりたくないです!」はタブー。そこで、上手な断り方について例文付きでご紹介します。
私は断ることができず結局引き受けることになったのですが、実は、今となればやってよかったと思っています。
あんなにも不安で、心底やりたくないと思っていた役員。なぜ、やってよかったと思えたのか、その理由についても詳しくご紹介していきます!
万が一、保育園の役員をやることになってしまったとき、この記事をお役立てくださいね。
保育園の役員はやりたくない!上手な断り方や例文を紹介
保育園の役員は、強制ではありません。断る理由があれば、やらずに済むかもしれません。
断る理由がある人とはどんな人なのか、また上手な断り方をご紹介します。例文もあるので、アンケートへ書く際の参考にもしてください。
保育園の役員を免除される人
断る理由がある、つまり免除されやすい人とは次のような場合に当てはまります。
- 過去に役員をしていた
- 持病がある
- 妊娠している
- 通院している
- 親の介護がある
- 小さな子どもがいる
あくまで可能性があるだけで、絶対ではありません。実際に、私が役員をしていたときも通院している人や小さな子どもがいる人もいました。
保育園の役員は「やりたくない」だけでは断れません。少なくとも私の周りには、進んでやりたいと申し出てやっている人はいませんでした。
私が役員に決まったときも、友人に「それはたいへんだ、おつかれさま」と、まだ何もしていないのにいわれた記憶があります(笑)
かといって強制ではありませんので、心が悲鳴をあげているなら断る勇気をもってもよいと個人的には思います。
そんなとき、上手な断り方をすれば免除される可能性が高まるでしょう。
保育園の役員の上手な断り方
保育園の役員を上手に断るには、低姿勢が大切です。
「わたしは役員なんてやりたくないので、やりません」はダメなパータン。そんなことをいったら、あなたが嫌われてしまいます。
あくまで、「やりたいけれど、今はやれない」とアピールすることを意識しましょう。
保育園側も、強制はしてきません。役員は絶対にやらないといけないものではないからです。
それでも、もし直接お願いされたり推薦されたりした場合、まずはお願いしてくれたことにお礼をいいましょう。
「なんで私が…」と思うかもしれませんが、役員をお願いされたということは、あなたのことを信頼している証でもあります。断る場合は、大人な対応をしつつ、ふんわり伝えてみてください。
無事回避できたとしても、役員から協力依頼(アンケートなど)があれば、そのときは率先してやりましょう。
保育園の役員の断り方【例文】
保育園の役員をお願いされたときに使える例文を、5つご紹介します。
ウソはもちろんだめですが、当てはまるなら参考にしてくださいね。
家族の介護がある
「親の介護を自宅でしているので、時間の調整ができかねてしまいます。つきっきりで介護をしているため、今は役員の仕事を引き受けられませんが、保育園の行事にはなるべく協力します。」
保育園は理由がないと預けられないので、介護をしていることは保育園側には知られているはずです。
もしくは、最近介護をするようになった場合も、素直に打ち明けて丁寧にお断りしましょう。
小さな子どもがいる・妊娠中
「まだ1歳の子どもがおり、手が離せないので今回は見送りとさせていただけますでしょうか。この子がこちらの保育園に通うようになった際に、ぜひやらせてください。」
まだ未就学児の子どもがいると、それだけでたいへんです。目が離せない時期は、無理はしたくありませんし、保育園側も納得するはずです。
また、妊娠しているときはその旨を話し、「今はできませんが…」と伝えてみましょう。
仕事で残業が多い
「推薦していただいて嬉しいのですが、今は残業が多く、どうしても調整ができません。申し訳ありませんが、役員の仕事は引き受けられません。でも、保育園の行事には協力しますので、なにかあればおっしゃってください。」
基本的に、仕事を理由に断ることはできません。皆さん働いていますから。
それでも仕事内容は人によって違い、帰りが遅い・休日出勤があるというママもいますよね。役員になったとき、もしかすると一度も役員の集まりに参加できないなんてことも。
前もって迷惑がかかるなと感じるのであれば、正直に話してお断りするとよいでしょう。
上の子の役員をしている
「上の子ども(小学生)の役員をしており、重複してしまうため今回はお断りさせていただけますでしょうか。アンケートやイベントなど、できることは進んで協力させていただきます。」
役員は何個も受け持つのは困難です。上の子の役員との予定が被ることもあるかもしれません。
集まりの日程が重なれば、どちらかを断ることになってしまい、結果的に迷惑をかけることつながってしまいます。
家庭の事情
「せっかくのご指名、受けたい気持ちはあるのですが家庭の事情でどうしてもお引き受けできません。申し訳ございませんが、お察しいただけますと幸いです。」
これに関しては、最終手段ともいえるセリフかもしれません。
どうしても、やりたくない場合に使える例文でしょう。しかし、誰かがやってくれていることは心の隅においておく必要があります。
保育園の役員は何する?会長・書記・会計などの決め方
保育園の役員は主に5つです。保育園によってその他の係を設けているところもあります。
- 会長
- 副会長
- 書記
- 会計
- 監査
それぞれどんなことをするのか、実際に私の体験談を含めご紹介します。
役員の種類は主に5つ!おすすめは副会長♪
会長
会長はみんなのまとめ役。ことあるごとに挨拶をしたり、色々な人と連絡をとったりします。会長はリーダーシップを求められる役割ともいえるでしょう。
役員は、全員が初めてのことばかりに直面します。何をすればよいのか指示を出すのも会長の仕事。
それぞれに役割を振ったり、集まる日程を調整したりもします。
保育園側と一番連絡を取るのも会長です。会長づてに保育園の要望を聞いたり、伝えたりと、とにかく忙しい印象を受けました。
副会長
副会長は、会長をサポートするのが仕事です。例えば、運動会での挨拶に会長が出席できなくなったら、代わりに挨拶します。
副会長は、会長の代わりとして置かれているポジションなので、基本やることがありません。
ちなみに私は副会長をやりましたが、一年間ほぼ何もしていません。副会長としての仕事がなかったのです。
その代わり、グループラインで意見を出し合うときなどは、率先して話をふったりアイデアを出したりしていました。
書記
書記は、役員会で話した内容などを記録に残す係です。役員が何をしたのかをわかるようにパソコンなどを使ってまとめる役目が書記の仕事。
パソコンは、保育園のものを使っていました。役員の集まりが(コロナで)なかったので、直接仕事をしている場面は見ていません。
聞ける間柄ということもあり、本人に書記の仕事を聞いたところ、「最後に資料をまとめたくらい。ラッキーだった(笑)」といっていましたよ♪
会計
お金の管理をするのが会計の仕事です。予算はどのくらいあって、プレゼントにいくら使えるのか、使ったらあとはいくら残るのかなど、とにかくお金の管理はすべて会計の役割。
専用口座を一年間管理しなくてはいけません。役員の誰かがプレゼントの費用を立て替えたらその都度清算したり、レシートをまとめたりと、とにかくお金に関してすべて把握する必要があります。
会長とのやりとりも一番多いといえるでしょう。予算の話し合いを含め、行事にいくら使えるのかなどを話し合っていました。
会計は年間を通して仕事があり、最後には会計を締める一大行事が待っているといった印象です。
監査
監査はお金の流れを確認して、間違いがないかをチェックするのが仕事です。
「最後に印鑑を押すだけ」だと、実際にやった人から聞きました。
会計係と予定を合わせる必要がありますが、それも数回のみ。役員の中では比較的、穴場ポイントといえるでしょう。
その他
資源回収、クラブ係、行事担当、クラス役員、広報などがありますが、保育園によってさまざまです。
私の子どもの保育園の場合、資源回収とクラブ係がありました。
資源回収は段ボールや古着・紙パックなどを集める係です。クラブ係は、交通ルールのイベントを保育園で行ったとき写真を撮って販売します。
主導は係の人ですが、どちらも役員全員で協力して行うことが多かったです。
役員の決め方
役員の決め方は保育園によってさまざま。一般的には「役員希望者アンケート」を書いて、その内容を見た先生から声がかかり、役員になるといった流れのようです。私のときもそうでした。
役員希望者アンケートに記載の「やります・どちらでもよいです・できません」の3つから、どれかひとつを選択して提出します。
私の子どもが通っていた保育園では、「やります・どちらでもよいです」を選択した人の中から、適任だと思う人に園長先生が声をかけていましたよ。
年長組4人・年中組3人・年少組3人の合計10人といった内訳です。
中には、何年も前から声をかけられていたという人も。日頃から保育園の先生とよく話していたり何人もの子どもを預けていたりすると、お願いされるパターンもあるようです。
役員が集まったら、役職(会長・副会長など)を決めます。保育園によって、役職の決め方はそれぞれ。じゃんけんで決めるときもあれば、多数決を取ることもあります。
私の場合は、先生に声をかけられた10人が集まり、その中からまず会長を決めました。
会長は、もともと先生の本命がいたようで(笑)すんなりと決まりましたよ。会長に決まった本人も前向きで、あっさり決まったことに驚いたのを覚えています。
そこから副会長・書記・会計を決めます。この3つは年長の役員から選びます。もともと保育園の決まりだったので私を含め年長組の3人で、どれがやりたいかを話し合ってすぐに決まりました。
どんな仕事なのか全員がよくわかっていなかったことが、逆にスムーズにいったのかもしれません。
あとは、監査・資源回収・クラブ委員を残りの6人で各係2人ずつが担当することになりました。
前役職の人から引継ぎをして、一年間の役員活動がスタートします。
役員の一年間の仕事内容
役員の一年間の仕事内容をご紹介します。(私のときの場合のため、参考程度にご覧ください)
- 入園式・進級式へ出席
- 資源回収(計2回)
- 研修会参加
- 七夕祭りのプレゼント選定・発注・納品・梱包
- 写真販売
- 進級・卒園プレゼント選定・発注・納品
- 先生方へのプレゼント選定・発注・納品・梱包
- 担任の先生へのアルバム作成
- 保育園へのプレゼント作成
- 次年度役員への引継ぎ
- 監査報告
- 卒園式にて花束贈呈・謝恩会
基本的に、全員強制参加ではありません。仕事をしているので、都合がつくときだけ参加といった感じです。
そのため、役員の仕事として全員が集まったのは最初の引継ぎの時だけです。
感染症対策で行事も減り、役員会もありません。通常の役員より比較的、楽だったのではないかと思います。
保育園の役員をやってよかった理由!
保育園の役員をやってよかったと今では思っています。その理由を感想とともにお伝えしますね。
やりたくない理由は全部先入観によるものだった
めんどくさそう・たいへんそう・いいことないと思っていた役員はすべて先入観によるものでした。
コミュニケーション力はなく、ママ友もおらず、めんどくさいことは嫌いな私。だからこそ、役員という仕事には抵抗がありました。
それに、仕事も休まないといけないし頻繁に保育園に行かなくてはならないとも思っていたのです。
しかし、全部の予想が外れました。やる前の不安はすべて消えていたのです。
役員をやってよかった理由
役員をやってよかったと今なら声を大にしていえます。一番の理由は、子どもの普段の姿が見られたからです。
感染症対策もあり、行事が削られる中、子どもの保育園での様子を見られるのは役員の特権でもあります。
何をして遊んでいるのか・どんなふうに楽しんでいるのかなど、家では見られないいくつもの顔を見ることができました。
また、こんな嬉しい出来事も。役員の仕事で保育園で作業をした日のことです。
帰宅してからなぜか子どもが私にべったり。パパっ子なのに、どうした?と思っていると、「今日のママ、なんかかっこよかった!」といってくれたのです。
子どもからしたら、自分たちのママがお仕事をしている!と誇りに思ってくれたようです。我が家だけではなく、役員ママが保育園にいると、その子どもの顔はいつも以上にキラキラしていました。
これは、想定外の喜びといえるでしょう。まさか役員をすることで、こんな嬉しい出来事が待っていたとは…。
役員をしてよかった理由は、ほかにもあります。それは、知り合いができたことです。もともとママ友の作り方さえ分からなかった私は、役員をしたことで話せる人ができたのです。
すでに上の子が小学校に通っている人も中にはいたので、今では学校のことでいろいろと相談したり聞いたりしています。
やりたくないとあんなに思っていたのに、不思議なものです。
もし、役員に選ばれて不安な気持ちになっているなら安心してくださいね。コミュニケーション力もなければママ友もいなかった私でさえ、達成感を感じて楽しかったといえています。
まとめ
- 保育園の役員はやりたくないだけでは断れない
- やりたくない理由より免除してもらえる理由を探す
- 役員を頼まれた時の上手な断り方は低姿勢がポイント
- 役員とは会長・副会長・書記・会計・監査などがある
- おすすめは副会長
- 役員になると子どもの保育園での様子が見られるメリットがある
役員はできればやりたくないというのが本音でしょう。私も嫌で嫌で仕方がありませんでした。でも、実際やってみるとメリットばかり。一番は子どもの様子を見ることができることです。
行事が中止になり、なかなか保育園での様子が分からない近年。普段の子どもを見られるのは役員の特権ともいえます。また、ママ友ができることも嬉しいポイントです。
ママ友を作ることが苦手でも、役員になれば必然と会話をせざるを得なくなります。そこで、波長が合う人に出会えることも。
やらないと分からない利点が多くある役員。私は、やってよかったと今心から思います。どうせやるなら楽しみましょう!
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